―いち早く企業主導型保育園を開園しましたね
未就園児の子どもを安心して預けられるように、民間企業にご協力いただき、2園開園することができました。小布施町は小さな町なので、民間と行政の距離感が近いので、スピード感があります。しかし、保育士不足や施設の老朽化など、子育て環境についていくつか課題報告も受けております。現状では待機児童はおりませんが、今後共働き家庭が増えていった時のことを想定し、スピード感を持って整備していかなければなりません。
―小布施町の子育て施策について教えてください
子どもたちを幸せにするためには、親の幸せは不可欠です。そう考えると、「子育て」という部分ではなく、全体で考えていかなければと思っております。
例えば、住環境面でのサポートとしては、子育て世帯に向け二世帯住宅への助成や、市街化調整区域への住宅新築費用の助成、29歳以下の子育て世帯への家賃補助などを行っております。
親が安心して子育てできる小布施町を目指しています。
―コミュニティ・スクールについて教えてください
子どもを家庭や学校だけでなく、地域も一緒になって育むために、小布施学園コミュニティ・スクールを平成28年より運営しています。3歳から15歳までの12年間を見据えた一貫教育を、学校ごとではなく、5校を一体化して、地域に開かれた園・学校づくりを進めています。
町のさまざまな立場の方々や公募で集まった方の力を学校に取り込み、子どもたちに人間力・社会力など、これからの社会を生き抜く力を育成するために活動しています。
―「まちとしょテラソ」がオープンしてから10年以上経ちます
町立図書館「まちとしょテラソ」は、子育て支援の拠点として多くの皆さんが利用しています。本の読み聞かせなどのイベントや週末にはエプロンシアターなどのワークショップなどのイベントも開催しています。
―町長の子育てエピソードを教えてください
子どもは3人おります。男ばかりだったからかもしれませんが、遊園地は夢の国よりも、絶叫系マシーンが多くある場所へ行きましたね。(正しくは私たち夫婦がジェットコースター好きだったのですが…。)
また、私は高校時代から登山が趣味で、1人で山登りや、ソロキャンプをしています。町長という立場なり、当然なのですが、1人での山登りがNGとなってしまいましたので、今後は息子たちと山登りできるように画策をしております。
―子育てで大切にしていたことはなにかありますか
勉強よりも、体力・生命力をつけるよう言い続けていました。他にもあいさつは徹底的にしつけました。元気にあいさつすることは一朝一夕で身につくものではありません。まずは家族間で元気にあいさつを交わすように心がけていました。男らしくというのは古い考えかもしれませんが、息子たちには女の子は泣かすなと伝えてきました。
すべての人にとって、豊かで幸せな町に。楽しいから住んでいる、住みたくなるまち小布施へ