庭を楽しんでもらいたい
いろいろな人たちに庭を楽しんでもらいたいと思い創業しました。庭を手入れするのって大変ですよね。そもそも庭に興味がない方も多くいます。そんな方たちに庭を手入れすることで、造園の良さに気づいてもらい、庭を好きになってほしいと考えています。そんな庭好きな方がどんどん増えていくと嬉しいですね。また自分自身も地域一番の庭師になりたいという想いがあります。
庭師になったきっかけ
庭師になる前は土に触れたことがなく、庭に全く興味がありませんでした。しかし、たまたま就職活動をしている時に、庭師がテレビで特集されていました。それを見たことがきっかけで植木に興味を持ち、庭師を始めました。メディアの影響ですね(笑)。
人脈の広がり
この仕事をしていて嬉しい瞬間は、手入れが終わった庭を見てお客様に喜んでもらえた時です。仕事の仲間が増えて、みんなで一つのことを達成できる喜びを感じたり、人との関係が広くなったりすることに嬉しさを感じています。
仕事を始めて思ったことは、小さい会社で名も知られていない頃、知り合いに数百万もする庭の造園を丸々頼んでいただけたことは嬉しかったですね。庭が綺麗になってお礼としてプレゼントを貰った時は、一生懸命取り組んで良かったなと思いました。また、施工に携わったゆずのき歯科クリニックさんが、長野市の景観奨励賞を受賞して、市長に表彰されたことも非常に嬉しかったですね。
資格取得の苦労
一級造園技能士の資格を取る時は、2回落ちて3回目で合格しているので、とても苦労しました。試験は一発で合格という訳ではなく、定期的に講習会があるんです。試験の1ヵ月前から講習会が開催されていて、仕事をしながら合間を縫って参加していました。試験に向けて、何日か練習日を設けて練習もしていました。そうなると仕事の時間を削らなければならなくなり、なおかつ筆記試験もあるので、仕事が終わったあと、夜に机に向かって勉強もしました。試験へ向けて仕事との両立にとても苦労しました。時間をやりくりして、なんとか3回目で合格できた時の喜びはひとしおでした。
昔はドーナツ屋
幼少期はひょうきん者でしたね。授業中によく「はい!」と手を挙げては「分かりません!」と言ったりなど、そういった一面がありました。とにかく元気よく、飛び回っていました。元々両親がドーナツ屋を営んでいましたので、家族で外に出かけることはほとんどなく、ドーナツ屋のお手伝いをたまにしていました。自分がドーナツ屋を経営したいと思ったこともありましたね。あとは、独立した後に母方のおじいちゃんやひいおじいちゃんが、造園屋さんの仕事をしていたと聞いて驚きました。DNAってあるんだなと思いましたね(笑)。
庭も生き物
庭が出来上がった瞬間にやりがいを感じます。植木も人間と同じ生き物で、庭も生きているので、ずっと管理をしたり育てたり、修理したりしなければいけません。庭には常に完成という形がありません。また、毎年自分の理想の庭に近づいているのが面白いなと思っていて、そういったところにもやりがいを感じています。
お客様の喜ぶ顔を思い浮かべながらできるだけお客様の理想に近づけようと考え、完成後実際にお客様に庭を見ていただいてこうしてくれてありがとうと言われた時は、仕事に対して充実感を覚えます。庭を作っている最中やある程度形になってくるとお客様も完成まで期待に胸を弾ませるので、そう言った姿を見ると喜びを感じます。
自分を信じることが大成の道。誰かに流されず、自分の信じた道を突き進むことが自分の目標への一番の近道。